遺跡調査においては、UAVの低空飛行での撮影や手持ちカメラ等を併用して撮影し、平面・立面オルソ等の図面を作成しています。
今回もいつものように現場の下見に行ったのですが、立面オルソが必用な現場に案内して頂きビックリ!撮影距離(カメラと被写体との距離)が50cm程度しかありません。オマケに深さは2m。
しばし呆然としましたが、気を落ち着けスマホの計算機でオーバーラップの計算。
カメラの横移動距離は50cm、縦移動距離が15cmと出ました(笑)
おまけに地上解像度は0.14mm!
人間が入って撮影するとボク厚みの分(笑)だけ撮影距離が短くなるので、いつもの長い一脚に天地逆にカメラを取り付ける治具を作成。
当日はジオリファレンス用基準点を数か所観測しさっそく撮影に入ります。
周りを何周か高さを変えて撮影後、作成した治具を取り付けカメラをつり下げた状態で数百枚の撮影。
なかなか忍耐が必用な撮影でしたが何とか終了。
事務所に戻っての処理ですが、他の仕事があったのでメインPCが使用できずノートPCが2日ほどヒーヒー言って頑張りました。
3Dモデルの作成、平面・立面のオルソフォト、DEMデータを使用した陰影図も完成です。
下見の時はヤバイかなあと思っていましたが何とかなるもんですね。
いい経験をさせて頂きました!