当社では2年前からドローンで撮影した写真から、SfMによって3Dモデリング作業を行っています。
通常はオルソ写真の作成が多いのですが、このような精密計測も行っています。
昨年のお話ですが現場は岡山県津山市の某所、遺跡の計測をさせて頂きました。
ドローンによる撮影、地上からの撮影、iRod(7mの長~い自撮り棒みたいなもの)にカメラを装着しての撮影、これらを組み合わせSfMによってカメラ位置の推定、点群の抽出をして3Dモデルの作成をします。
詳細なモデルを作成するためには、地上で色々な角度から撮影することが必要になってきます。
今回のモデルでは地上の解像度は1mm以下になっており砂粒まで確認することが出来ます。
この3Dモデルから平面図オルソ写真や
DEMデータによる陰影図をオルソに重ねて起伏がわかり易くしたもの
DEMデータによる段彩図で高低で色分けしたもの
モデルから作成した断面図
10cm等高線を発生させたもの
平面図・立面図を組み合わせたもの
3Dモデルの出力(Adobe Acrobat Readerで閲覧可能)
このAcrobat Readerが素晴らしく(無料なのに!)3Dモデル内の距離測定や断面図を確認することも出来ちゃいます!(溝の中もモデリング出来てますね)
調査後は上に道が通ったり家が建ったりしますので、このような3Dモデルを作成しておけば後々いろいろな用途で使用できると思います。