LIDAR センサー搭載UAVの導入 ( レーザー ドローン )

LIDAR(レーザー)センサー搭載UAVを導入し、現在検証作業を行っています。

まずは河川で実測断面図が存在するエリアでデータ収集してみました。

30m高度でコース間40m程度、飛行速度は2m/s、レーザー入射角が45度程度としてコース間のサイドラップは約30%です。

自動航行はライチを使用しました。(飛行時間約10分)

以前からドローンの高度計の精度が心配だったのですが、予想通りの低精度でした。

PPKで自己位置の処理を行っているのですが、30mでの飛行予定に対して25mなので83%程度となっていました。また飛行中も高度は一定ではなく約2mの低下が見られます。今後はこの辺りを考慮しての高度設定が必用になります。

速度も検証してみましたがこちらは大きな誤差は見られませんでした。

 

LIDARで取得した点群を反射強度で表示しています

 

SFMでもデータ取得し、同時に表示しました(赤:SFM、白:LIDAR)

実測断面を取得した測点間において10㎝幅でデータを抽出しています

これらを実測断面図と重ねて比較しました(青:LIDAR 赤:SFM)

左岸側に雑草が大きく茂っていましたが、ある程度は地盤データを取得出来ています。

右岸側では遮るものが無く、断面方向が伐採されていたので綺麗に地盤データが取得できていました。

 

このように下草が茂っている場所では当然地盤データは取得できません。

今後も色々と検証を続けていきます。

ドローンの飛行に係る新たな許可・承認を取得

3月7日、当社はドローン(UAV)の飛行に係る新たな許可・承認
を取得しました。

平成27年12月10日施行の改正航空法により、ドローン(UAV)
を飛行させる空域によっては所定機関による事前の許可、及び承認
が必要となっています。

当社ではこれに対し、以下の日本全国包括飛行許可・承認を得ており
ますので柔軟な対応が可能です。

<平成30年3月7日付け許可・承認>
阪空運第12831号・阪空検第5107号

【許可及び承認事項】
・人又は家屋の密集している地域の上空
・夜間飛行
・目視外飛行
・人又は物件から30m以上の距離が確保できない飛行

【許可承認の期間】
平成30年3月8日から1年間

【飛行の経路】
日本国内の地表から150mまでの空域のうち、飛行禁止空域
を除く空域

【操縦者登録】
2名

【機体登録】
5機

当社の空撮業務については、空撮業務ページをご参照ください。
今後もオーエスエーの空撮業務をよろしくお願いします。